実験の概要
「墨流し」あるいは「マーブリング」というのを知っていますか。水面に墨や絵の具を流して,もようをつくり,それを紙にうつしとって作品をつくる方法です。
きれいなもようを作るだけではなく,「表面張力」や「渦のでき方」といったことに目を向けてみましょう。
作品例
実験のしかた
墨流し
- きれいに洗ってある皿に浅く水をいれましょう。
- 水面に一滴墨をたらすと墨が水面に広がります。
- つまようじのさきに,鼻のあぶらをちょっとつけて,水面にチョイチョイとつけてみましょう。つける回数や,深さを変えてどんなことが起こるかを観察しましょう。
- 水面にいきを吹きかけたり,きれいなつまようじでそっとかき混ぜたりして,きれいなもようができたら,半紙をそっと水面にのせましょう。
- 半紙を水面から取り上げ,新聞紙の上において水を吸い取らせるとできあがり。うずの形にも注意してみましょう。
色のついた墨流し
- 墨のかわりにマーブリング用の絵の具を使います。
墨割り
- 墨をたらす前に,「ミョウバン」の飽和水溶液を少し入れます。
- 墨をたらした後,2〜3分まってから鼻のあぶらをつけたつま楊枝でチョイチョイです。
実験のコツ
- 実験に使う皿はきれいに洗ってあるものを使いましょう。油分がついているときれいにできません。
- 「えーっ!鼻のあぶらはいやだよ。」という場合は,石けんをつま楊枝の先につけてやってみましょう。
- あまりはげしくかき混ぜないのがきれいな模様にするコツです。
参考文献
- 日本化学会編 「教師と学生のための化学実験」 19
墨流しと墨割り 東京化学同人(1987)
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最終更新日 2004年12月19日 作成 7 Sep. 1998